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貿易関係では、85年の輸出は12億6,900万ドルであったのに対し、輸入は15億5,800万ドルとなった。この結果、2億8,900万ドルの入超となった。

 

年別輸出入実績

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84年に18%増と大幅な伸びを示した輸出が、85年に入って伸び悩んだのは、上半期に紅茶の国際相場が低迷したことと、ウガンダ国の政変で周辺国向け輸出が減少したこと、および84年の早魃による農産物不作の影響で農産物加工品が不振となったことなどによる。
輸出の3分の1を占める石油精製品は、85年には前年比17.7%減と不振をきわめた。原因としては、輸出価格の下落のほか、安い中東製品に周辺市場の一部を奪われたことが大きい。逆に輸出が増加したものは、綿花(13倍)、サイザル麻(15%増)、皮革・皮製品(40.2%増)などがある。
85年の輸入の低下は、食糧輸入が低下(56%減)したことと、外貨不足で工業用資本財、原材料の輸入が抑制されたためとみられる。

 

主要商品別輸出実績

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